松山市・砥部町のみなさんこんにちは!
将来に希望が持てる身体づくりをサポートしています
院長の宮田です。
手首痛、ばね指、腱鞘炎、手のしびれなど、
手首の症状シリーズの16回目です。
松山市余戸にお住いの40代の女性が、手のしびれを訴えて来院されたケースを題材に、
手のしびれの症状を説明しています。
前回からBグループの命に関わる恐れはなく、神経を圧迫することによって起こる
手のしびれの説明をしています。
Bのグループは
a、腕から手まで全体がしびれるもの
1、頚椎症 (頸椎自体に原因があるもの)
2、胸郭出口症候群 (胸の神経や血管の通り道が圧迫されておこる症状です)
b、手のひらのしびれる領域で分類できるもの
→ 手根管症候群、肘部管症候群、橈骨神経麻痺
(肘や手首の神経が圧迫されて起こります。)
に分類できましたね。
今回は、a2の胸郭出口症候群について説明していきます。
《症状》
鎖骨と肋骨の間で腕や手指に行く末梢神経が圧迫されて起こる病気です。
肩こりや腕や肩がだるくなったり、しびれが出るのが特徴です。
なで肩で首が長い20代の女性や重いものを腕に下げる方がなり易い傾向にあります。
これは、腕が下に下がると鎖骨が下がり肋骨との間が狭まるためです。
《検査方法》
〈増強させて検査する方法〉
電車のつり革につかまる時のように肩をあげて後ろに反らす運動や
写真
首を反対側に傾けてさらに後ろへ反らす運動
写真
をする時に強くなります。
〈軽減させて検査する方法〉
1、背筋を伸ばして両肩を上にすくめるようにしたまま
肩を前方に突き出します。(この時鎖骨の上にくぼみが出来ているはずです。)
2、背筋を伸ばしたまま腕組みをします。
それぞれこの状態で症状が軽減しますか?
軽減するなら、陽性です。
≪施術の仕方≫
鎖骨と肋骨に付着する斜角筋という首の筋肉が緊張して、
腕の神経を圧迫する症状ですので、斜角筋の筋肉の緊張をとる必要があります。
どこの筋膜が緊張して斜角筋を引っ張っているのかを
検査によってみつけていき、症状を改善していきます。
長時間のデスクワークによって、肋骨が固まり可動性が
なくなっていることも原因ですので、肋骨の可動性もあげていきます。
手のしびれといっても様々な原因があります。
痛みが出ている患部に原因はありません。
患部をけん引している筋膜があります。
私たちは痛みの原因を見つける特別なスキルをもっています。
何度もぶり返すその痛み一度当院で原因から改善していきませんか?
詳しくは関節痛のページをご覧ください